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１．中部ルソン高速道路建設事業 概要 |
（ア）事業概要
中部ルソン地域において、スービック〜クラーク〜ターラック間を結ぶ往復4車線、総延長約90kmの有料高速道路を整備する。
（イ）事業費 ／ 融資額
融資額（実施年度／ 供与限度額）
（1） 419億3,100万円（2001年（平成13年）9月13日 E/N締結） （特別円借款）
（2） 171億 600万円（2008年（平成20年）3月27日 E/N締結：追加円借款）
計 約590億円
実施機関／ 基地転換開発公社（BCDA）
※ E/N：交換公文
★詳しくは、外務省、JICAの資料参照
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２．総事業費と円借款の関係、総事業費の変遷
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（ア） 総事業費と円借款の関係
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基地転換開発公社（BCDA）によれば（2010年7月）、
Funding
Total cost of the SCTEX is Php34.106 billion.
Seventy-nine percent of the cost were funded by way of a loan from the Japan Bank for International Cooperation (JBIC)-with an interest rate of 0.95% per annum;
21 percent represents the BCDA counterpart.
▲これによれば、事業費 34.106 ビリオン・ペソ = 341.06億ペソ。
79% が円借款で、約269億ペソが円借款。
21% がBCDA。BCDAは、約72億ペソ。
円借款の額は約590億円なので、約590億円=約269億ペソが換算レートに。１ペソ= 約2.2円 (換算レートが少し変わるだけで、額が大きく変わる)
▲追加融資前に、基地転換開発公社（BCDA）サイトに掲載されていたものを
コピーされたと思われるサイトより（コピーの時期は、追加融資決定のだいぶ後の2008年9月 ）。
Funding:
The total cost of the project is Php27.123 billion.
85% loan from the Japan Bank for International Cooperation (JBIC) amounting to \41.93 billion or Php23.06 billion-with an interest rate of 0.95% per annum;
15% BCDA counterpart or Php4 billion
元々は
総事業費、約271億ペソ。
85%が円借款で、419億円は、約231億ペソ（１ペソ = 約 1.8 円）
15%がBCDA。BCDAは、約40億ペソ。
▲元々の総工費と、追加円借款後の合計円借款の額がほとんど同じ。
▲英字紙は、最新の事業費とは異なる総事業費の記事が多く出てくるので要注意。その中には公社の側の情報もあるので、ますます注意が必要。
例えば
Monday, March 31, 2008
Total SCTEx project cost is P27.2 billion: BCDA
It’s P27.2 billion for SCTEX, in total
Philippine Daily Inquirer
First Posted 00:10:00 04/21/2008
トータル・コストが 27.2 billionとするこれらの記事は、2008年3月のソフトオープン、４月の開通式、その間（３月末）に追加融資の決定を受けての記事。このころ結局、総事業費はいくらなのか？という話しがあって（ P60.5 billion という記事も出回っていたので ）。 そうした中で、こういう説明が、実施機関からなされている。
追加融資後、実施機関からこういう説明（総事業費 27.2 billion 内訳も書いてある（≒円借款の総額））が出回るのを見ると、BCDAの自己負担分の経費は、架空経費（or事業では無く、賄賂などに消えていく金）だったのか？ という疑念が起こってしまうのは勘ぐりすぎか。
公社が、いつ総事業費を現在の数字 P34.1 billion にした説明を始めたのか不明。2008年の追加融資後に、27.2 billion と説明して回ったのが、間違いだったとの説明をしている記事（もしくは投稿）は今のところ、見ていない。（事業ケースによっては、日本政府or融資機関の関係者が新聞投稿しているのがあったと思うが、この事業で日本側が事業費について発言しているのも見ていない。）
▲事業費などで疑惑が出ているなかで、結局は、公社の広報不足 、もしくは積極的に広報できない何かがあるということしか理解のしようが無い…。
▲英字記事類は、だいたい元々の85%:15%の割合で書いている。
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（イ） 事業費の変遷
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1999年- P15.3 billion
2000年- P18.7 billion
(2001年、アロヨ大統領就任、日本の特別円借款)
2003年- P27.1 billion
2008年- P34.1 billion
この変遷に関して、実施機関からのハッキリした説明は見当たらない。
2010年大統領選挙選でアキノ氏との疑惑のプロジェクトとして取り上げられる前は、NEDAの指摘もあり、当初予算から最も経費が上がったプロジェクトの一つとして取り上げられていた。
1999年から2008年の約10年の間に、約2.2倍になっている。2000年〜2003年で、約1.4倍。2000年〜2008年では、約1.8倍。
2004年7月「【フィリピン】中部ルソン高速道再入札、ＢＣＤＡ合意」の記事では、「ＮＥＤＡと投資調整委員会（ＩＣＣ）は先に、総事業費が当初予定していた187億ペソから270億ペソに膨らんだ点について、ＢＣＤＡに説明を求めた。これに対しコライコ長官は、ペソ安や原材料費の高騰で総工費が36％上昇したと説明。また設計の変更で生じたコスト増加分は16％で、ＮＥＤＡの規則に合致すると述べていた。 」となっている。
追加融資に関して、2008年8月「【フィリピン】中部ルソン高速道、きょう全面開通」では、「今年3月にさらに171億円（融資条件同じ）の追加融資を決めた。追加融資は当初予定に含まれていなかった3カ所のインターチェンジと、連絡道1本の整備に充てられる。 」とされている。（後でも指摘するが、外務省は、このような説明はしていない）
ネットで拾えるのは、この程度の説明しかない。事業費増大の説明として、この程度の説明では納得は難しい…。
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３．中部ルソン高速道路建設事業 地図 |
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▲GMAニュース。Luisita Exitの名前が出ている。黒い楕円の部分がルイシタ・テクノ・パークに通じる道（拡大図では楕円の印は無い）。
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▲おそらく計画段階の地図。ルイシタ農園の大きさと、道路がルイシタ農園を通っていることが分かる。Luisita Exitの名前は出ていない。
この時点で90.50km (計画とも中間レビュー時とも異なっている)。
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▲インターチェンジの名前は、いくつか変っている。
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４．ルイシタ農園の土地代疑惑
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（ア）
大統領候補を襲うスキャンダル 〜 アキノ候補とヴィリアール候補の場合
2010年 1月 27日(水曜日) 01:24 より、
アキノ氏の疑惑に関する個所を抜粋
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アキノ候補。同候補にはスービック・クラーク・ターラック高速道路（SCTEｘ）の建設費が当初予定されていた1千570万ペソから突然3千280万ペソに跳ね上がった件に関与しているのではとの疑惑が浮上しています。
ヴィリアール候補陣営によると、アキノ候補が同高速道のターラックICをアキノ候補の一族が所有するサトウキビ農園「ハシェンダ・ルイシタ」内に建設するようアロヨ大統領に働きかけ、サイズにして600ヘクタール（600万平米）もの広大な農園内の通行権を政府に売却する際、本来なら時価にして1平米当り8ペソのところを100ペソで売却することによって不当に利益を得た、というのです。この疑惑は昨年11月に下院議会に提起され、現在審議が進行中です。
アキノ候補はこの不当利益の恩恵に直接与ったとされており、農園の担当弁護士は当初、アキノ家の所有株は全体の1％に過ぎず、34％は農作人、残りはアキノ家と親類関係にあるコファンコ家に分配されていると説明していました。
ところが後にアキノ候補が農園の4％を所有していることを自ら認め、さらに追い討ちをかけるように「農作人には法律によって農園の33％の株の保有が認められているにもかかわらず、農園で働いている6,000人もの農作人に対して実際に分配されていた株は4％以下だった」という話が暴露されています。
アキノ候補は「ヴィリアール候補は自分に降りかかっている疑惑から国民の目をそらすために私に対して根拠のない嫌疑をかけているにすぎない」と主張しており、関与を否定しています。
元は、
SCTEx, land reform controversies hound Noynoy's presidential bid 25 January 2010 の辺り。
▲ここでは、「1千570万ペソから突然3千280万ペソに跳ね上がった」と英語原文に基づいて紹介されているが、変遷は上でみた通り。
▲英語では2009年11月頃から2010年5月の大統領選挙までは、多くの記事があるが、日本語への翻訳は少ない。
NNA/ 【フィリピン】アキノ家の農園、高速道建設でも疑惑の目［社会］ (2009/11/20)
まにら新聞/ ルイシタ問題 ［ 324字｜2010.3.3 ｜ 政治 ］ 高速道路事業の土地使用料水増し疑惑で、アキノ議員に説明要求
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▼英語（2009年11月頃から英字の記事は多い。とりあえず、まとまっていると思われたもの）
The SCTEx issue 02/11/2010 | 03:08 PM
▲GMAニュース。疑惑を３点にまとめてある。（簡単な道路インターチェンジ図も入っている）
Did Hacienda Luisita benefit unjustly from SCTEX deal?
Monday, 07 December 2009 09:21
▲アキノ氏側の反論 （この後も追及は続いているので、また別の反論があるかも知れないが…）
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５．外務省
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（ア）
フィリピンに対する特別円借款の供与について
〜フィリピン経済の活性化支援のために〜
平成13年9月13日 （2001年）
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フィリピンに対する特別円借款の供与について
〜フィリピン経済の活性化支援のために〜
平成13年9月13日 （2001年）
日比首脳会談（概要） 平成13年9月14日 （2001年）
Japan-Philippines Summit Meeting (Outline) (September 14, 2001)
▲アロヨ大統領の立会いの下で行われ、翌日のJBICとの借款契約にも大統領は臨席。
アロヨ政権(2001-2010)に対する最初の円借款
▲ここにいたるまでの日本語資料が見当たらない？。
*1995年にJICAの中部ルソン開発計画調査で「新域内幹線（レインボー・ハイウェイ）の整備」を推している。
*1999年3月に経済協力総合調査団をフィリピンに派遣 (JICAプレスより)
*2000年12月に審査 (中間レビューより)
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（イ）
フィリピンに対する円借款の供与について
平成20年3月27日
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フィリピンに対する円借款の供与について
平成20年3月27日
Japanese ODA Loan to the Republic of the Philippines
March 28, 2008
▲一つの事業に、「追加円借款」を行っている事例は、非常に少ない。
(アルメニアに対する円借款の供与について 平成20年5月27日など)
▲追加の理由は、「今般の円借款は、本計画の実施中に発生した鋼材価格の高騰、為替の変動（ペソ高）等を理由とする事業費の増加に対処するため、追加的に資金供与を行うもの」
この外務省の追加理由と、現地報道−例えばNNAニュース(2008/07/25)「追加融資は当初予定に含まれていなかった3カ所のインターチェンジと、連絡道1本の整備に充てられる」とは違っている。
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（ウ）
政策評価法に基づく事前評価書（フィリピン共和国） 2008年3月28日
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政策評価法に基づく事前評価書（フィリピン共和国） 2008年3月28日
（Ａ）評価の発表
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▲「政策評価法に基づく事前評価書（フィリピン共和国）」は、追加融資に先だって行われたもの。こうした事前評価書の公表は、交換公文の発表の後
（今回は、 3月28日公表、 評価年月日は、平成20年3月18日）
▲2001年の特別円借款の際には残念ながら「政策評価法に基づく事前評価書」は無い。行政機関が行う政策の評価に関する法律は、2002(H14)から。
事前評価の対象
法第９条の要件に該当するものとして以下の政策を規定
「政府開発援助のうち、供与限度額が１０億円以上のプロジェクト関連の個々の無償資金協力、及び供与限度額が１５０億円以上のプロジェクト関連の個々の有償資金協力の実施を目的とする政策」
政策評価に関する法令、基本方針、ガイドライン
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（Ｂ）環境社会配慮、外部要因リスクなど留意すべき点
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�〇�前評価書の中で触れられている「環境社会配慮、外部要因リスクなど留意すべき点」の内容
環境社会配慮、外部要因リスクなど留意すべき点
（イ）EIA（環境影響評価）：2000年11月にフィリピン政府の承認済み。
（ロ）用地取得及び住民移転：対象用地の大部分は国有地であり、一部私有地が含まれているが、移転対象の住民140世帯は全て移転済み。」
となっている。
��適用されている環境ガイドライン
* JICAのサイト /
* JBICのサイト
ODAは、OECF(-1999.09)->JBIC(1999.10-2008.09)->JICA(2008.10-)
中部ルソン高速道路建設事業に対する特別円借款に関するJBIC（現JICA）のプレスは、2001年9月14日。
1999年「円借款における環境配慮のためのJBICガイドライン」が適用されたハズ。
追加円借款に関しては、JBIC(現JICA)のプレスが見当たらない。
「追加」円借款なので、最初の環境ガイドラインのままなのか、追加時の環境ガイドラインなのか、不明。
外務省の説明と違って、現地の報道（参考:NNAの報道）では、新たな付属事業への融資ということだが、それならば追加融資時にガイドラインに沿った評価が必要になるのでは？。
それを避けるために、融資説明の内容を「実施中に発生した…事業費の増加に対処するため」という、現地報道とは違う公式説明になったのか？という疑念が残る。
��「EIA（環境影響評価）：2000年11月にフィリピン政府の承認済み」
事業自身のEIA ( environmental impact assessment ) 承認されていたかも知れないが、2006年11月には関連の採石事業で、間組の現地サブコンが環境適合証明書（ECC）を入手しなかったため、採石プラントの操業停止と採石場修復を命じられた、と報じられている。
これは下で見るように、ルイシタ農園関係。
また、新たな付属事業(3カ所のインターチェンジと、連絡道1本の整備)に関するEIA-ECCがどうなっているのか、これでは不明。
【フィリピン】中部ルソン道建設、自治体が停止令［基盤］ (2005/05/19) （マバラカット町）は、計画変更に伴って生じている問題。
�ぁ嵳冀麓萋正擇喀嗣碓榲勝�対象用地の大部分は国有地であり、一部私有地が含まれているが、移転対象の住民140世帯は全て移転済み。」
2007年JBIC（現JICA)の中間レビューでは、
「事業実施前、用地取得について特に反対はなく、施工前に完了とのことであったが、中間レビュー時点で4.5%が未取得」
「2003年6月に実施された移転住民に関する社会調査報告書によれば（中略）、同報告書によると、一部住民の中には、高速道路の建設に関しての事情説明もなく、補償額も一方的な提示であったと不満をもつものもいた。」
[教訓及び提言]
社会配慮・用地取得
事業実施前、用地取得について特に反対はなく、施工前に完了とのことであったが、中間レビュー時点で4.5%が未取得であり、道路工事の遅延が生じる可能性もある。用地取得の遅れは工事の遅延をもたらすことから、円借款供与前だけでなく事業実施前及び実施中についても、土地所有者・住民への事前の説明など社会配慮が十分になされたかについて実施機関への確認・フォローアップを行うことが必要である。
▲事業の遅延と言う視点からだが、社会配慮についても言及されている。
中部ルソン高速道の建設事業自身は、この中間レビュー時で過半は済んでいるが。
この事業では、この中間レビューの後、この提言を活かす努力はされたのだろうか？
あるいは他の事業でキチンと活かされているのだろうか。
△▲「大部分は国有地であり、一部私有地が含まれている」としている。
全長約90キロにも及ぶ事業地の「大部分は国有地であり」というのは本当か？
△▲ルイシタ農園などの大地主の下の住民の反対はあったorもしくは事業を知らされていなかった、可能性は高い。ルイシタ農園の住民は、農民に分配されるべき農地などを地主側が勝手に処分していることに反対している。
中間レビューでは補償対象者を545人としている。
「移転対象の住民140世帯は全て移転済み」とあるが、大地主の農園内などの住民の扱いは、どうなっているのか、この資料からは不明。
△▲「対象用地の大部分は国有地であり」としているが、先住民地区に対する補償問題なども記事に出ている(2007年5月)。元々の環境社会配慮がどうだったのか？
問題が発生してからのフィリピン政府の対応、JBIC(JICA)の対応がどうだったのかが不明。
*土地収用-【フィリピン】中部ルソン高速道、きょう全面開通［運輸］(2008/07/25)
の中、「相次ぐ計画変更」で、「クラーク〜ターラック区間の（中略）工事は大幅に遅れた。土地収用や地元住民との問題、地方政府との交渉などに最初の1年を費やしたことに加え、工事の最終段階で、周辺農家から高速道路をまたぐ保線橋の建設要求が出たため、JVの自己負担で8本の保線橋を建設したことなどが主な理由だ。」としている。
日本企業は、土地収用が工事の遅れとしている。（例 2007/04/19
PGMA moves to complete P21-B Subic-Clark road project
April 17, 2007 Right-of-way problems derail SCTEx schedule ）、
△▲中間レビューの情報を一覧にしての追加的情報
| / | 審査時(2000年12月) | 中間レビュー(2007年1月) | 藤原コメント |
| 用地収用 |
| スービック〜クラーク | 348ha | 349ha | 1ha増 |
| クラーク〜タルラック | 279ha | 358ha | 79haも増加。約1.3倍
距離は、スービック〜クラーク間より約7km短いが、収用面積は、こちらの方が大きい。
いつ、どういう理由で増えたのか?
新規のエリアに事前説明は十分にされたのか。
移転住民増につながっていないのか。
用地収用が増えているので、用地収用費が増えているのかと思いきや、
中間レビューでは事業費総額は増えているが、「用地取得費の減少176百万ペソ」と。
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| 距離 |
| スービック〜クラーク | 55.80km | 50.40km | 約5kmも短くなっている |
| クラーク〜タルラック | 33.50km | 43.37km | 約10kmも延びている。
約1.3倍の距離
結局、総延長で、約4.5Km伸びた。 |
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| 住民移転 | 59世帯(すべて合法住民) | (140世帯)
外務省事前評価 | 上では、大地主の下の農民の扱いがどうなっているのか分からないことを指摘したが
移転世帯数は、81世帯増加。約2.4倍に増加
増加理由は、どこにも示されていない。
計画変更によるものなのか、最初の社会調査が不十分だったのか、その両方なのか不明
中間レビューは、補償対象545人と補償総額などを記しているが、
残念ながら移転対象世帯については明記していない。 |
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（Ｃ）アロヨ政権での位置づけ
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アロヨ政権での位置づけ についてコンパクトにまとめてある
「本計画は、アロヨ政権の掲げる10ポイントアジェンダの中で提唱されている「地域で最高水準の国際サービス及び物流の拠点としてのクラーク及びスービックの開発」の具体的事業の1つであり、2006年の大統領施政方針演説では、インフラ整備を積極的に進める姿勢を示す具体的事業の一つとして、本計画が言及されているなど、アロヨ政権として重要事業の一つとして位置付けている。このような状況を踏まえると、本件のニーズは大きい。」
▲このように、政権の推すプロジェクトであった。
もう少し言えば、政権の推すプロジェクトに反対しているルイシタ農園の労働者・農民の運動は、アロヨ政権にとっては弾圧の対象ということ。
10ポイント・アジェンダ
対フィリピン国別援助計画の１１ページより
１０ポイント・アジェンダ
�ゝ�業のためにより多くの機会を提供することを通じ、６年間に６００万人の雇用を創
出、中小企業への融資の３倍増、１００万〜２００万ヘクタールのアグリビジネス用地
開発、��学校校舎や教室の建設、生徒のための机や椅子、本の提供、貧困家庭の
ための奨学金、��財政均衡、�ぅ蹈軈ヅ�の交通網や
デジタル・インフラの活用を通じて全国規模で開発を地方に拡大、�チ換颪離丱薀鵐�イ（最小行政区）への電力及び水の供給、�Ε襯愁鵝▲咼汽筺▲潺鵐瀬淵�における政府や住宅のための新たな拠点を設けることによるマニラ首都圏の過密解消、��地域で最高水準の国際サービス及び物流の拠点としてのクラーク及びスービックの開発、��選挙プロセスの自動化、��和平プロセスの公正な終結、��エドサ１、２及び３に関わった勢力の間の分裂の公正な終了
▲�Г飽銘嵒佞韻蕕譴討い襪里�、中部ルソン高速道路
�い龍饌硫修箸靴討△辰燭里�、National Broadband Network Project (NBN)
NBNの方は、汚職疑惑にまみれてしまって、何を目的にしたものか、という話しが忘れられているが、10ポイントに位置付けられた事業。
（逆に、NBNのような構図が、中部ルソン高速道路建設事業であったのかも知れない、という点については、まだ告発者がいないので…）
SONA 2006
President Gloria Macapagal-Arroyo's 10-point Agenda （大統領府に張っていたリンク先が大統領が変わったため切れてしまった）
もしくは
President Gloria Macapagal-Arroyo's 10-point Agenda
7. The development of Clark and Subic as the best international service and logistic centers in the region,
Wednesday, 30 June 2004
GMA elaborates on 10-point agenda for next 6 years
Financial negotiations are on-going for the construction of the Clark-Subic-Tarlac Expressway. The President targets to develop Subic and Clark area as the best international service and logistic centers in the region.
Executive Order No. 561 August 19, 2006
FORMATION OF THE "SUPER" REGIONS AND MANDATE OF THE SUPERREGIONAL DEVELOPMENT CHAMPIONS
に沿ったプロジェクトとして位置づけられている(15th (2006) ANNUAL ODA PORTFOLIO REVIEW)。
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▲（ア）、（イ）、（ウ）とも、タイトルからだけでは、何の事業に融資するのか、何の事業の評価なのか、全く分からない。
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（エ）
平成20年度 ODA民間モニター ／
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中部ルソン高速道路建設計画（有償資金協力）
▲日本の技術については評価するものの、何らかの疑問・懸念を感じられている方が多い。
（ココナッツの繊維を使ったがけ崩れ防止のネットの話しなどは、このサイトでしか出てこない）
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（オ）経済産業省 関連の調査
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民活インフラ案件形成等調査案件（平成15年度〜平成20年度）
15年度 5
スービック・クラーク・ターラック高速道路運営/維持管理の民営化事業 三菱商事株式会社 フィリピン
クラーク・ドライポート整備事業化調査
報告書要約
伊藤忠商事株式会社
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６．日本大使館
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我が国ＯＤＡ支援による「中部ルソン高速道路建設事業」におけるクラーク南インターチェンジの開通式 (04-07-2009) 平成21年04月07日
我が国ＯＤＡ支援による「中部ルソン高速道路建設事業」の開通式
平成20年07月24日 （2008年）
我が国ＯＤＡ支援による「中部ルソン高速道路建設事業」の開通式
平成20年04月 28日 （2008年）
▲▼この間に、追加の円借款の発表（それに基づいて、資金支援の額が書き変わっている）
我が国ＯＤＡ支援による「中部ルソン高速道路建設事業」のソフトオープン
平成20年03月 18日 （2008年）
▲一つのプロジェクトで、これだけ出てくるのも珍しい。
アロヨ大統領は、多くのプロジェクトの記念式典に参加しているが、このプロジェクトでは、2008年3月のソフトオープンと、2009年4月のインターチェンジの開通式に参加している。
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７．ＪＩＣＡ資料
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（ア）
フィリピンへ419億3,100万円の特別円借款を供与
〜フィリピンの高速道路を整備〜
2001年9月14日
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フィリピンへ419億3,100万円の特別円借款を供与
〜フィリピンの高速道路を整備〜
2001年9月14日
▲▼目立たない所に「2007年度に59,037百万円へと17,106百万円増額変更」（英語の方も）
2001.09.14
JBIC Provides Special Yen (ODA) Loan to the Philippines
▲
有償資金協力（事前評価）はまだ制度化されていないので、外務省同様に無い。
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（イ）
有償資金協力（中間レビュー）の評価結果 平成19年度 (2007)
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有償資金協力（中間レビュー）の評価結果 平成19年度 (2007)
中部ルソン高速道路建設事業 (262KB)
（Ａ）JICAの中間レビューに関する説明
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「中間レビュー」は、実施期間が比較的長期のプロジェクトについて、開始から一定期間がたった時点で、その妥当性を再検証するとともに、有効性・効率性の観点から目標達成見込み、プロジェクトの促進・阻害要因とその動向等を分析します。この評価結果は、プロジェクトの計画の見直し等に活用されます。なお、大規模かつ複雑な土木工事を含む円借款事業のうち、特別円借款案件および本邦技術活用条件（STEP）案件について、安全対策事項の現状の確認を主眼とした「中間レビュー（安全対策）」も実施しています。
中間レビューは、原則として借款契約締結後5年目の段階で、事業の妥当性、有効性等について検証を行います。これにより実施段階における監理がいっそう強化されます。
▲安全対策の重視
『安全対策事項の現状の確認を主眼とした「中間レビュー（安全対策）」』をいつから行っているのか書いてないが、これは、恐らく、2007年9月にベトナムのカントー橋の崩落事故を受けてのもの。
フィリピン中部ルソン高速道路建設事業は、大体同じ頃に、特別円借款の交換公文、中間レビューが行われている。受注業者もかぶっている。
(もちろん中間レビュー時に、崩落など予想もされていない。)
カントー橋崩落事故再発防止検討会議を踏まえた対応について 2008年9月30日
国際協力銀行
外務省 カントー橋崩落事故 平成20年7月
▲ベトナムの事業と中部ルソン高速道路建設事業の受注企業は、重なっているところがある。
フィリピン上院でも懸念の声が
Press Release
October 1, 2007
CONTRACTORS OF COLLAPSED VIETNAM BRIDGE CONNECTED TO SONA PROJECT
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（Ｂ） 評価のポイント
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先の説明では、「その妥当性を再検証するとともに、有効性・効率性の観点から目標達成見込み、プロジェクトの促進・阻害要因とその動向等を分析します。」と
つまり、中間レビューは、「有効性・効率性の観点から」分析され、社会環境問題の領域や建設過程で起こっている様々な問題を整理していくという視点は無いため、「阻害要因とその動向」という枠組みからしかとらえられない。これでは問題を教訓化することは充分にできないだろう。
ただ、事業の遅延の問題から、[教訓及び提言]の中で、「社会配慮・用地取得」について触れ、円借款供与前だけでなく事業実施前及び実施中についても、土地所有者・住民への事前の説明など社会配慮が十分になされたかについて実施機関への確認・フォローアップを行うことが必要である。」とされているのは、上でも見たとおり。
中部ルソン高速道路建設事業の評価の構成は、「妥当性(1)国家政策レベル、(2)施策レベル、(3)計画レベル」、「有効性(インパクト)(1)運用効果指標等、(2)有効性及びインパクトに影響を与える要素の分析(��ECC�⇒冀麓萋澄�住民移転)、(3)持続性に影響を与える事項」、「効率性((3)事業費)」、「特別円借款満足度調査結果」、「教訓及び提言」、「事後評価時用設定指標」となっている。
社会環境影響については、他の報告でも、「(2)有効性及びインパクトに影響を与える要素の分析」の中に、「住民移転」「環境への影響」「社会配慮」などの項が設けられているようだ。
＊
「��ECC�⇒冀麓萋澄�住民移転」に関しては、
外務省「政策評価法に基づく事前評価書（フィリピン共和国） 2008年3月28日」のところにコメント。
＊「特別円借款に対する割高批判」に関しては
ストレートに批判が出ていることは書いてないが、「特別円借款の手続き（日本原産や手続きの簡素化、競争性の向上、応札企業の評価）にかかる意見」として制度上の意見として、他の中間レビューよりは中部ルソン高速道路建設事業の中間レビューでは突っ込んで整理しているように思えた。
（参考：事業費）
新聞などからは、建設工事の過程で様々な問題が起こっているが、そうしたことには触れられていない。「中間レビュー」の枠組みの問題が大きいかもしれないが、
中間レビューのための情報・資料をどこから入手するのか、という問題があるように思える。
実施機関や企業などからの情報だけでは、様々な問題に関する情報を得ることは、あまり期待できないのではないだろうか。
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（Ｃ） 事業費問題
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中間レビューの８ページに、事業費について少し触れている。
事業費 66,350 百万円（うち円借款41,931 百万円）。
計画時の事業費 49,330 百万円との差額 17,020 百万円。内訳についても触れられている。
追加円借款（総額171億0,600万円）。
なので、事業費増加分を、全額円借款で面倒を見たことに。結局は、事業をやっている日系企業への支払いなどに充てられるということだろう？（それはフィリピン政府の借金という形なのだが）。
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（Ｄ） 総延長距離が4.47km 増加
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総延長距離が4.47km 増加した理由は、北ルソン高速道路の北端部分を中部ルソン高速道路の一部として利用する当初の計画を変更し、独自の道路を北ルソン道路と一部並行して建設する必要が生じたため。
元の計画- 総延長距離 89.30km、中間レビュー時- 総延長距離 93.77km
▲これも計画変更に伴うECC-EIA、土地取得・移転問題などは、どうなっているんだろう？
【フィリピン】中部ルソン道建設、自治体が停止令［基盤］ (2005/05/19) （マバラカット町）は、計画変更に伴って生じている。
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（ウ）追加の円借款のプレス、見当たらない？？ 何でだろう？？
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▲外務省は通常通り、事前評価書−交換公文−プレスという流れになっているが。
プレスが見当たらないので、JICAの融資契約にいたるプロセスが全く分からない。こうした追加融資の際のJICA(旧JBIC)の扱いがどうなるのか？
▲NNAニュースでは、追加融資決定の前に「【フィリピン】高速道への追加融資報道、JBIC否定［運輸］ (2007/09/11) 」といった記事が流れているが？（関係無いと思うが）
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（エ）入札結果
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契 約 同 意 年 度 2002年度
コンサルタント契約 1億円以上
契約総額（円換算額）
フィリピン 20010914 中部ルソン高速道路建設事業
PACIFIC CONSULTANTS INTERNATIONAL 日本 /
KATAHIRA AND ENGINEERS INTERNATIONAL 日本 /
NIPPON KOEI CO., LTD. 日本 /
1,861,713,200
（▲入札は、PCI/片平/日本工営の１グループ。 18億6千万）
2004年度本体契約【契約金額10億円以上】
第１工区の入札は、４グループ。第２工区は、２グループ。
落札したのは、下のグループ
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８．日本の企業
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（ア） 落札企業
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●第１工区（パッケージ１） スービック〜クラーク ／ 大林組（日）・ＪＦＥエンジニアリング（日）・三菱重工業（日）・鹿島建設（日）のJV
鹿島 2005/04/04
フィリピン 中部ルソン高速道路建設工事
パッケージ１（スービック・クラーク工区）
を受注
●第２工区（パッケージ２） クラーク〜タルラック ／ （株）間組（日）・新日本製鐵（日）・大成建設（日）のJV
新日鉄
フィリピン共和国ルソン島中部高速道路建設工事起工式実施について
2005/04/05
▲これ以外に関わった、色々な日本企業が検索にヒットする。
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（イ）初めての技術 〜日本企業参入の根拠 (高額になる背景の一つ？) 〜
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【フィリピン】比で初めての橋建設技術、日本から導入
ルソン島のスービック〜クラーク〜ターラックを結ぶ中部ルソン高速道路の橋りょう建設に、日本の技術が導入されている。この技術がフィリピンで採用されるのは初めて。施工会社である三菱重工業の担当者は5日、NNAに対し、「工事が本格スタートしており、来年11月の完成を目指す」と語った。同高速道路の建設は、基地転換庁（BCDA）が国際協力銀行（JBIC）からの融資を受け推進しているもので、総延長95キロメートルに及ぶ。2007年末の完成予定だ。
新技術が採用されるのは、鹿島、大林組、JFEエンジニアリング、三菱重工業によるジョイントベンチャー（KOJM）が受注した第1期工事区間（約50キロメートル）にあるパンパンガ州のパシッグ―ポトレロ橋。全長720メートルで、スービック〜クラーク間で最も長い。
三菱重工業の担当者は、「導入される技術は、ラウンチング工法と呼ばれる」と説明した。フッ素を原料とするテフロン板の上で作製した橋桁を、片側の岸から反対側まで、ジャッキで押して開通させるものだ。橋台と橋脚の上にレールを敷き、その上にテフロン板を設置している。
担当者は、同工法の特徴を「他の工法に比べ、工期を短縮でき河川の状況に左右されにくい」と語る。日本では、山岳地域での道路建設法として一般的。現在建設中の神奈川県から静岡県を経由し愛知県に至る第2東名高速道路で採用されている。6月30日には、基地転換庁のアバヤ長官が現場を訪れる中、長さ50メートル、高さ3メートル、総重量150トンに上る大型の鉄製はりを設置、パシッグ―ポトレロ橋の本格的な建設がスタートした。ただ、陸上での鉄骨の組み立てといった準備作業は5月から始まっているという。6月には試験的に敷設も行っており、安全性なども確認済み。同担当者によれば、今のところは問題なく予定通りに工事が進んでいるもよう。
新技術を用いる橋の基本的な構造は、向こう9〜10カ月内に完成する予定。その後は、橋表面へのコンクリートパネル敷設や舗装を経て、来年11月までに完全に工事を終える計画になっている。
同高速道路の第1期工事は、ピナツボ火山付近の丘陵地帯を経由しスービックとクラークを結ぶもので、往復4車線の道路を建設することになっている。受注金額は約240億円。工事規模は土工が約800万立方メートル、コンクリート構造物が約17万立方メートル、鋼橋りょうが約1万1,000トン。鹿島と大林が造成・舗装・PC橋りょう上下部工、鋼橋りょう下部工、その他付帯施設工事を担当。JFEエンジニアリングと三菱重工が鋼橋りょう上部工を行っている。なお、第2期分を含む高速道路全体の建設の進ちょく度合いについてJBICのマニラ駐在員事務所の担当者は、NNAに対し「40％に達している」と説明している。
（NNA）2006/7月6日
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９．ＮＮＡニュース 〜追加融資＋トラブル
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ＮＮＡは経済紙の情報を基にしたものが多い。（現地紙で報じられても日系企業のビジネスにさほど関係無いものは出ない）
ＮＮＡとまにら新聞の見出しから、建設過程でトラブルがあったこと見ていく。
現地でトラブルが起こっているが、中間レビューでは、抽象的なことしか書いてない。結局は、問題が教訓化されないのではないか？。
（ア） 見出し
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【フィリピン】中部ルソン道運営権、メトロパシが取得［運輸］ (2010/06/11)
【フィリピン】中部ルソン道入札、「敗者復活」に期待［運輸］ (2010/02/01)
【フィリピン】中部ルソン道、11カ所目のインター開業［運輸］ (2010/01/15)
【フィリピン】中部ルソン道入札、サンミゲルが新会社［運輸］ (2010/01/06)
【フィリピン】中部ルソン道、1〜11月交通量612万台［運輸］ (2009/12/09)
【フィリピン】アキノ家の農園、高速道建設でも疑惑の目［社会］ (2009/11/20)
【フィリピン】中部ルソン道、運営権落札に6社が意欲［運輸］ (2009/11/19)
【フィリピン】中部ルソン道の運営権入札、来月に説明会［運輸］ (2009/10/28)
【フィリピン】メトロパシ、中部ルソン道権益取得に意欲［運輸］ (2009/09/18)
【フィリピン】クラーク給油所、ノースウオークが開発［商業］ (2009/06/02)
【フィリピン】中部ルソン道、給油所建設業者決まらず［運輸］ (2009/05/14)
▼▲完成したので、以降は、運営権など
【フィリピン】中部ルソン道、クラーク南インター開業［運輸］ (2009/04/08)
【フィリピン】高速とクラーク結ぶ連絡道、きょう開通［運輸］ (2008/12/23)
【フィリピン】中部ルソン高速道、きょう全面開通［運輸］ (2008/07/25)
【フィリピン】中部ルソン高速道、25日に全面開通へ［運輸］ (2008/07/23)
【フィリピン】中部ルソン高速道、きょう正式開通［運輸］ (2008/04/28)
【フィリピン】中部ルソン高速道、料金1キロ2ペソに［運輸］ (2008/04/18)
【フィリピン】中部ルソン高速道、9日まで通行可能［運輸］ (2008/04/08)
【フィリピン】日本政府、高速道に171億円追加融資［運輸］ (2008/03/28)
【フィリピン】中部ルソン高速道、聖週間に一部開通［運輸］ (2008/03/17)
【フィリピン】中部ルソン高速道、4月末に開通延期［運輸］ (2008/02/22)
【フィリピン】中部ルソン道料金、1キロ2.49ペソ見込［建設］ (2007/12/14)
【フィリピン】中部ルソン高速運営権、ロペス系が獲得［建設］ (2007/11/12)
【フィリピン】メトロパシ、中部ルソン道運営を再検討［建設］ (2007/10/04)
【フィリピン】高速道への追加融資報道、JBIC否定［運輸］ (2007/09/11)
【フィリピン】中部ルソン道、工期2カ月延長見込み［運輸］ (2007/07/26)
【フィリピン】中部ルソン道運営業務、転換庁が再入札［運輸］ (2007/04/13)
【フィリピン】スービック道の工期延長、基地庁が難色［建設］ (2007/04/12)
【フィリピン】中部ルソン道の運営管理、内外12社関心［運輸］ (2007/01/12)
【フィリピン】中部ルソン高速半分完成、基地庁が報告［経済］ (2006/12/15)
【フィリピン】道路建設業者に制裁も、工期大幅遅れで［建設］ (2006/10/05)
【フィリピン】下請業者の契約破棄、大林組は語らず［建設］ (2006/08/02)
【フィリピン】比で初めての橋建設技術、日本から導入［建設］ (2006/07/06)
【フィリピン】中部ルソン道、基地転換庁が問題対処［基盤］ (2005/11/18)
【フィリピン】ルイシタ農園売却も、高価格が条件［農鉱］ (2005/10/07)
（関連?
HACIENDA LUISITA OWNERS DENY WOOING FARMWORKERS
COJUANGCOS BAT FOR VOLUNTARY LAND SALES
【フィリピン】転換庁が資金調達、高速道路建設に拠出［基盤］ (2005/06/27)
【フィリピン】ロペス系企業、中部ルソン道運営に意欲［基盤］ (2005/06/10)
【フィリピン】中部ルソン高速道、予定期限内に完成へ［基盤］ (2005/06/02)
【フィリピン】中部ルソン道建設、自治体が停止令［基盤］ (2005/05/19)
Article: Construction of Subic-Clark-Tarlac road project stopped for lack of mayor's permit.(Provincial News) May 18, 2005
自治体は、マバラカット町。事業者が、事業計画に関する自治体との協議を行わなかった。
９月にも、その延長上の記事が出ている。
Friday, September 02, 2005
Mayor stops drilling at Subic expressway site
▲以降は、日系企業とのトラブル、他
【フィリピン】中部ルソン道建設、来月4日に起工式［基盤］ (2005/03/31)
【フィリピン】中部ルソン道建設、日系JVが正式受注［基盤］ (2005/03/21)
▼ここまでは、主にフィリピン内のドタバタ。
NEDAから事業費が膨らんでいるのを問題視され再入札するのかとか、クラーク開発公社が高速道とクラーク特別区とをつなぐ事業等が計画から無くなっていることに反発して事業計画再考したり…。（2004/07/30の記事参照。下に）。
【フィリピン】JBIC事業VAT不要、基地庁が確認［基盤］ (2005/01/18)
Article: BCDA assures JBIC no VAT will be imposed for Subic-Clark road project.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:January 15, 2005
Article: JBIC okay on road project tied to VAT payment issue.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:December 15, 2004
（△日比ODA事業などでは、付加価値税（VAT）の未還付が問題になっていた）
（2004/11/16 ルイシタ農園でストライキに対する、発砲・虐殺）
【フィリピン】中部ルソン高速建設、値引き交渉妥結か［基盤］ (2004/10/26)
【フィリピン】中部ルソン高速道、再入札中止へ［基盤］ (2004/10/01)
【フィリピン】中部ルソン高速道再入札、BCDA合意［基盤］ (2004/07/30) （▼下の方に記事）
【フィリピン】基地転換庁が反論、ルソン高速道事業で［基盤］ (2004/07/29)
【フィリピン】中部ルソン高速道、事業計画再考で遅延［運輸］ (2004/07/26)
【フィリピン】中部ルソン高速道計画、CDCが異議［基盤］ (2004/06/28)
【フィリピン】SBMA、道路建設でJBICに期待［基盤］ (2004/05/04)
【フィリピン】入札額引き下げ、政府が日系JVに要請［建設］ (2004/04/28)
【フィリピン】首都圏〜中部ルソン輸送網、予備調査へ［運輸］ (2003/10/13)
【フィリピン】日系合弁3社、高速道路事業の応札へ［基盤］ (2003/09/22)
【フィリピン】中部ルソン高速道路、用地取得順調 (2003/05/09)
【フィリピン】中部ルソン高速道路、2005年開通へ (2002/12/10)
2001年に円借款。
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（イ）追加融資＋トラブル
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2008年03月30日 （元々はインサイド・ニュース？）
日本、66億ペソの追加融資
日本政府は27日、スービック＝クラーク＝タルラック高速道路（ＳＣＴＥｘ）建設事業を完成させる財政援助としておよそ66億ペソ（171億1,000万円）の追加融資を行うことにした。
パンパンガ州の立体交差3カ所の建設費用とされるもので、ロムロ外務長官と桂駐比大使が署名し覚書を交換した。
ＳＣＴＥｘ建設事業では、日本の国際協力銀行を通じて日本政府は、金利年0.95％、10年の猶予期間を含む返済期間40年の円借款を承認しており、基地転換開発庁が15％の自己負担分を提供する。
比外務省によると、今回の融資で日本からの融資は総額で280億ペソ（590億円）になった。01年9月13日にＳＣＴＥｘの最初の融資総額213億ペソ（419億円）が東京で署名されている。
高速道路が完成すれば、クラーク＝スービック間の所要時間はわずか40分、クラーク＝タルラック間は30分に短縮され、マニラ首都圏の北部ルソン高速道路からスービックまでは1時間半で行けるようになる。
（インサイド・ニュースは、現地紙を翻訳）
【フィリピン】中部ルソン高速道、きょう全面開通［運輸］(2008/07/25)
スービック〜クラーク〜ターラックを結ぶ中部ルソン高速道路（全長93.77キロメートル）が25日、全面開通する。4月末に開通したスービック〜クラーク区間に続き、25日午前零時にクラーク〜ターラック区間が通行可能となる。日本政府が590億3,100万円を援助し、日本の建設会社が工事を請け負った国内最長の高速道路。周辺都市の移動時間が大幅に短縮され、フィリピン経済の発展に大きく寄与すると期待されている。【吉岡由夏】
24日にはクラークのインターチェンジ付近で開通記念式典が行われた。工事を発注した基地転換庁（BCDA）のナルシソ・アバヤ長官はNNAに対し、「やっと完成してうれしい。援助してくれた日本政府に感謝している」と述べた。
日本政府は2001年9月に419億3,100万円の円借款（償還期限40年、金利0.95％）を決定し、今年3月にさらに171億円（融資条件同じ）の追加融資を決めた。追加融資は当初予定に含まれていなかった3カ所のインターチェンジと、連絡道1本の整備に充てられる。
同長官によると、4月28日に開通したスービック〜クラーク間の通行料収入はこれまでのところ1日平均55万ペソで、目標の100万ペソには遠く及ばない。通行料は1キロメートル当たり2ペソで、北部ルソン高速道（NLEX）より0.2ペソ安い。「高速道路の料金を決定する道路料金統制委員会（TRB）に値上げを申請したい」（同長官）考えだ。
25日に開通するクラーク〜ターラック区間の通行料収入は当初1日平均100万ペソを見込む。将来的には同区間で200万ペソ、スービック〜クラーク間で100万ペソ、計300万ペソの収入を期待しているという。
■相次ぐ計画変更
クラーク〜ターラック区間の工事を請け負ったハザマ、大成建設、新日本製鉄の合弁事業体（JV）で副プロジェクト・マネジャーを務める井上洋一氏によると、05年4月に着工、07年8月に完工の予定だったが、工事は大幅に遅れた。
土地収用や地元住民との問題、地方政府との交渉などに最初の1年を費やしたことに加え、工事の最終段階で、周辺農家から高速道路をまたぐ保線橋の建設要求が出たため、JVの自己負担で8本の保線橋を建設したことなどが主な理由だ。「こうした経緯を考えると、高速道路がやっと商業運転できてほっとしている」と語った。
一方、スービック〜クラーク区間を担当した鹿島、大林組、JFEエンジニアリング、三菱重工業のJVの関係者によると、山間部を通るために技術的な問題はあったものの、05年4月に着工、予定通り今年3月に完成したという。
3月に決まった追加融資で、クラーク〜ターラック間ではインターチェンジ1カ所と連絡道1本、スービック〜クラーク間ではインターチェンジ2カ所を新たに建設中。前者は来年2月、後者は同年6月に完成する予定だ。
■期待される経済回廊
高速道路の全面開通で、サンバレス州スービック湾自由港、アンヘレス市クラーク特別経済区、ターラック市セントラル・テクノパークがひとつに結ばれ、一層の経済発展が期待される。スービック・クラーク開発連合（SCADC）のエドガルド・パミントゥアン会長は、「パンパンガ、バターン、サンバレス、ターラックで商業、住宅、工業、観光開発を行い経済回廊として発展させたい。現在、基本計画を作成しているところだ」と説明した。資金調達は国際協力銀行（JBIC）からの融資など、さまざまな方法を検討しているという。
■円借款、ミンダナオにも
中部ルソン高速道路は日本の円借款の中でも大規模プロジェクトのひとつ。式典に出席した在フィリピン日本大使館の杉山明公使によると、対フィリピン円借款については、◇雇用確保を目的とした持続的経済成長のための事業（インフラ整備など）◇貧困削減（医療・教育格差是正など）――といった従来からの重点項目に加え、新たにミンダナオ支援（紛争影響地域の経済開発、職業訓練、教育）に力を入れる方針だ。
▲追加円借款
追加円借款が何に使われるのかについて、外務省とはチョット違う説明。
（結局は、超過した工費の穴埋めだからだろうが？？）
現地紙、現地のマネージャーがそう言っている。
例えば、
It’s P27.2 billion for SCTEX, in total 04/21/2008
▲クラーク〜タルラック（第２工区）
ルイシタ農園は、こちらにある。何も触れられていないが。
【フィリピン】中部ルソン道建設、自治体が停止令［基盤］ (2005/05/19) 、や
日本企業に採石場修復を 【2006年11月21日（火）】 は、こちらの方。
▲スービック〜クラーク （第１工区）では、「技術的な問題」以外は無かったのか?
中間レビューで土地問題について触れているのは、記事中の第２工区の方ではなく、第１工区。用地取得「遅延理由：設計変更による追加取得が発生したこと、BataanのDinalupihanなどでの係争土地について地主との協議、用地取得手続きなどに時間がかかっているため。」
【フィリピン】下請業者の契約破棄、大林組は語らず［建設］ (2006/08/02)や「バタアン州が大林組の責任者に退去要請」（2006年5月）などもこちらの方。
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１０．まにら新聞見出し 〜トラブル
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NNAとはまた違ったトラブルを報じている。
ルイシタ問題 ［ 324字｜2010.3.3 ｜ 政治 ］
高速道路事業の土地使用料水増し疑惑で、アキノ議員に説明要求
新ＩＣ開通 ［ 215字｜2009.11.25 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道のポラックインターチェンジ（ＩＣ）開通
高速道民営化 ［ 336字｜2009.11.18 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道の民営化に民間６社が経営権獲得に興味を示す
立場明示せよ ［ 679字｜2009.11.16 ｜ 政治｜新聞論調 ］
アキノ氏の農園問題
（これは高速道路の土地問題）
元は 13日トリビューン紙
Gut issues
Noynoy should come clean 11/13/2009
中部ルソン高速道 ［ 563字｜2009.7.5 ｜ 経済 ］
フィリピン長距離電話のパギリナン会長が中部ルソン高速道買収に意欲示す
econoTREND ［ 236字｜2008.8.18 ｜ 経済｜econoTREND ］
中部ルソン高速道の契約策定へ
ＯＤＡ事業予算超過 ［ 862字｜2008.8.10 ｜ 経済 ］
ＯＤＡ事業の予算超過分334億ペソに。ＮＥＤＡが超過防止に向け指針出す
高速道全通 ［ 505字｜2008.7.24 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道の残りクラーク︱タルラック間32キロ区間が25日に供用開始
事業費増大 ［ 437字｜2008.5.14 ｜ 経済 ］
国家経済開発庁、07年実施の援助事業費が311億ペソ増えたと発表
中部ルソン道 ［ 313字｜2008.4.29 ｜ 社会 ］
円借款で建設が進められてきた中部ルソン高速道が一部供用開始された
供用開始 ［ 230字｜2008.4.26 ｜ 社会 ］
円借款で建設された中部ルソン高速道が28日から供用開始
高速道起工式 ［ 224字｜2008.4.23 ｜ 社会 ］
ルソン地方タルラック州とラウニオン州を結ぶ全長約88.5キロの高速道起工式
ルソン高速道 ［ 333字｜2008.4.19 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道の全面開通に先立ち、フルマラソンなど開催
借款契約締結 ［ 356字｜2008.4.1 ｜ 政治 ］
国際協力銀行、中部ルソン高速道事業に追加供与する借款契約を締結
追加借款供与 ［ 685字｜2008.3.28 ｜ ｜ 社会 ］
円借款事業「中部ルソン高速道」で工事費用増額分補充のために171億円を追加供与
回廊構築事業 ［ 336字｜2008.3.26 ｜ 社会 ］
国家経済開発庁、スービック︱クラーク回廊構築事業に向けた基本計画作成へ
特別供用 ［ 1255字｜2008.3.19 ｜ ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道の一部区間を特別供用。大統領や桂大使らが出席し記念式典
円借事業遅延 ［ 1223字｜2007.9.6 ｜ 社会 ］
比政府、中部ルソン高速道を期限内に完工できなければ賠償金請求も
econoTREND ［ 207字｜2007.8.31 ｜ 経済｜econoTREND ］
クラーク−タルラック高速道建設が95％完了
追加支援要請 ［ 491字｜2007.7.20 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道建設で、日本政府に67億ペソ程度の追加支援要請を検討
日本大使館が要請 ［ 558字｜2006.5.24 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道工事の大林組をめぐる紛争で日本大使館がＮＥＤＡに支援要請
道路完工を約束 ［ 252字｜2006.5.12 ｜ 社会 ］
基地転用開発庁、予定通り高速道路事業を完工させるとの意向を示した
退去要請 ［ 1314字｜2006.5.11 ｜ 社会 ］
中部ルソン高速道の建設工事で、バタアン州が大林組の責任者に退去要請
日刊ベリタ
大林組の責任者に退去要請 比ルソン高速道の建設工事で 州税支払いなどめぐりトラブルか
大林組の関連英字
Board junks resolution vs Japan firm exec
Inquirer
First Posted 22:08:00 06/14/2006
Article: JAPANESE CONTRACTOR OF P21-B TOLLWAY IS 'PERSONA NON GRATA' Manila Times May 10, 2006
http://subicbaynews.blogspot.com/ に、この頃のニュースクリップとか入っていた
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１１．ルイシタ住民〜道路建設に反対（英語）+ ルイシタ農園
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選挙戦のさなかに土地代疑惑が浮上したため、英字は、2009-2010年の物であふれていて、昔の記事類を探すのが難しくなっている。Bu-lat-lat (boo-lat-lat)に道路建設に反対するルイシタ農園の記事が出ていたので、そこから抜粋。
大雑把に言うと、農民たちは、ルイシタ農園側の勝手な農地の道路事業への売却に反対し、道路事業に伴う違法採石による農地の破壊に反対し、道路建設によるコミュニティーの破壊に反対し、道路建設による立ち退きに反対していたようだ。
（ア） ルイシタ農園住民〜道路建設に反対（英語） 主にBu-lat-lat (boo-lat-lat)より
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主にルイシタ農園での高速道路建設反対（+ルイシタ農園内の違法採石反対）についての記事
ルイシタ農園の労働者・農民が、高速道路建設にも反対しており、ルイシタ農園関係の大量かつ継続的な政治的殺害も、高速道路建設反対に対する弾圧という側面もある、という脈絡で。
以下、道路問題にほんど触れていないものは除外した。というか、記事検索は、ルイシタで行ったものではなく、高速道路で検索してでてきたものから抜粋。
以下の記事、時系列に並べているが、それらはルイシタ農園関係者が殺害された際などに書かれた記事が主で、道路建設事業についてまとまったレポートではないので記述は短く、同じような内容だが。
Vol. VI, No. 41 Nov. 19 - 25, 2006
Luisita massacre 2nd anniversary
Fight For Land and Justice Continues
The village hall is now named after Ricardo Ramos, village chairman and president of the Central Azucarera de Tarlac Labor Union, the sugar mill workers’ union. Ramos, the 13th Luisita martyr, was gunned down in the village allegedly by soldiers on Oct. 25, 2005.
Aside from being a key strike leader, Ramos opposed the deployment of soldiers in the village and led residents in forming human barricades to protest the construction of the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project (SCTEP) that cuts across the village and the entire hacienda.
▲2004年11月の大虐殺から２年目に当たっての記事。ストライキを指導し、ストライキから約１年後の2005年10月25日に暗殺されたリカルド・ラモス氏に関して、高速道路建設に反対して活動されていた。
Vol. VI, No. 17 June 4-10, 2006
Tug-of-war in Hacienda Luisita
Stop quarrying
Another point of contention is the illegal quarrying inside the hacienda by contractors of the SCTEP.
The murders of Luisita union officers Ricardo Ramos and Tirso Cruz have been linked to their opposition to the construction of the SCTEP and the quarry operations.
▲違法採石を止めろ。
ルイシタ労働組合のリーダー、リカルド・ラモス氏やティルソ・クルス氏の殺害は、彼らが高速道路建設に反対し、違法採石に反対していたから。
Vol. VI, No. 11 April 27, 2006
Gov't to Stop Illegal Quarry Operations in Luisita
City of San Fernando—After almost a year of protest, workers in Hacienda Luisita have succeeded in pushing the government to declare as illegal quarrying operations for the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project [SCTEP] inside the hacienda.
▲▼下の日本語記事のタルラック州の採石場とは、ルイシタ農園の中で、農民・労働者がこの英字の時点で１年近くにわたって、反対していた、とのこと。下の日本語は、英字の更に半年後の11月。
一般紙でも報じられ、一部では日本語ニュースにも。
関連英字 2006年5月7日
Article: Notice served to contractor. :Manila Bulletin May 7, 2006
Article: QUARRY OPERATOR IN LUISITA FACES RAPS FOR BREAKING ENVIRONMENT LAWS :The Manila Times May 7, 2006
Article: DISCONTINUE QUARRYING IN LUISITA, SAYS DENR
The Manila Times May 4, 2006
★関連日本語記事 ／
日本企業に採石場修復を 【2006年11月21日（火）】
環境管理局（EBM）はこのほど、総工費210億ペソのスービック・クラーク・タルラック高速道路（SCTEX）の建設を請け負っている日本の企業にタルラック州の採石場修復を命じた。
同時に、プロジェクトの現地サブコンに対し採石プラントの操業停止を命じ、パンパンガ州の土砂供給業者数社に違反通知を出した。
SCTEXのクラーク〜タルラック間40キロの受注業者である間組、大成建設、新日鉄のジョイントベンチャーは、およそ40ヘクタールの採石場2カ所の修復を提案した。州政府は採石許可を発行したが、間組の現地サブコンが環境適合証明書（ECC）を入手しなかったためという。
Japanese firm told to rehabilitate quarry sites
November 20, 2006 22:47:00
Vol. VI, No. 6 March 17, 2006
Luisita Union Leader Shot Dead
TARLAC CITY--Motorcycle-riding gun men shot and killed a union leader in Hacienda Luisita shortly after midnight today, March 17, 2006.
Cruz, who is also a barangay council member of Pando, is a victim and a key witness in the November 16, 2004 Hacienda Luisita massacre. The victim is the 14th Hacienda Luisita martyr. He has received numerous death threats during the strike last year up to the time of his death, ULWU president Rene Galang said Cruz is actively involved in protests against the construction of the Subic-Clark-Tarlac Expressway project [SCTEP] and the deployment of soldiers inside the hacienda.
During the last few days, he led union members and residents in “people power” protests calling for the withdrawal of soldiers inside the hacienda and for the SCTEP construction to stop.
Galang said hacienda residents are protesting the quarrying operations by contractors of the SCTEP in Barangay Asturias and soldiers are being used to stop the protests.
▲クルス氏は、暗殺（2006.3.17）される直前、高速道路建設と違法採石、軍隊の農園内の展開に反対していた。
Vol. V, No. 39 November 6 - 12, 2005
A Year of Triumphs and Tragedy
The strike also temporarily stopped the construction of the P28 billion Subic-Clark-Tarlac Expressway Project which is part of the management's plan to convert more lands in the hacienda, according to the unions.
▲ストライキは、農園側の道路事業をはじめとした農地の転換計画を一時的に止めていた。
Vol. V, No. 38 October 30 - November 5, 2005
Hacienda Luisita workers:
Bloodied But Unbowed
Union grieves for murdered Hacienda union chief
Expressway
In two separate occasions, Ramos led his constituents in a barricade to stop the construction of the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project (SCTEP). This 90-kilometer government project will stretch through six villages in the hacienda, eating up at least 77 hectares. The project is the sixth in Pres. Gloria Macapagal-Arroyo’s 10-point program.
In recent Bulatlat news articles, it was reported that the human barricades against the expressway construction were being harassed by soldiers deployed in the hacienda. But Sarate said that since the presence of the military could not frighten the people, the contractors or the SCTEP belonging to the Bases Conversion and Development Authority (BCDA) tried to bribe Ramos the amount of P1.2 million just so he would allow the project to continue.
Ramos refused the amount, Sarate said.
Earlier, Director Ibra Omar, executive director of Bureau of Agrarian Legal Assistance (BALA) and Center for Land Use Planning, Policy and Implementation (CLUPPI), issued a hold order to the expressway project. This was in response to the ULWU petition that the project should be stopped because it had no conversion orders.
▲リカルド・ラモス氏が2005.10.25に殺害された。ラモス氏は、高速道路建設に反対していた。
Vol. V, No. 36 October 16 - 22, 2005
General Out to Quell Opposition vs GMA’s NorthRail, Expressway Projects?
A peasant congressman from Central Luzon said that the heightened militarization in the region – which is taking place while Maj. Gen. Jovito Palparan was designated commander of the 7th Infantry Division last September – has a hidden agenda: To neutralize the people’s dissent over two priority projects of President Gloria Macapagal-Arroyo.
▲中部ルソンの軍事化（パルパラン将軍の中部ルソンへの配置）は、アロヨ政権の２つの国家プロジェクト（鉄道と中部ルソン高速道路）に対する反対運動を弾圧するために行われているの分析。
Jovito Palparan氏は、2005年9月〜2006年9月まで、中部ルソンの担当。この間に、リカルド・ラモス氏やティルソ・クルス氏が殺害されている。
Vol. V, No. 34 October 2 - 8, 2005
Hacienda Luisita workers:
Will Justice Finally be Served?
Even Bais is now on the military list of alleged NPA rebels, since he aired his sentiments against the management during an Aug. 25 dialogue between residents and officials of the Bases Conversion Development Authority (BCDA), the main proponent agency of the Subic-Clark Tarlac Expressway Project.
Farmers said that the transportation project is one of the factors why militarization has increased especially in towns where the expressway project would pass through.
In Brgy. Balete, for instance, violence almost ensued last Aug. 18 when residents prevented an excavation team accompanied by military elements from bulldozing a part of their barangay.
Last Sept. 19, ULWU President Rene Galang said that soldiers of the Northern Luzon Command tried to disperse picketing workers in Brgy. Mapalacsiao. Galang said the incident started after ULWU members refused to accept payment for their lands to be converted for the expressway project.
▲2004年11月の大虐殺から約1年でルイシタの状況のある程度まとまった報告。
ルイシタ農園が軍のキャンプのようになっている背景に、高速道路建設事業があること。反対している人は軍によってNPAとのレッテルを貼られていることや、農地の高速道路への転換に反対したピケットなへの軍の弾圧などが報告されている。
Vol. V, No. 1 February 6-12, 2005
5,000 Luisita Workers To Lose Jobs
in Cojuangco-GMA Land Plan
A land use plan which contains the comprehensive land conversion of the entire Hacienda Luisita into a commercial and industrial complex will likely force more than 5,000 plantation workers out of their jobs. The LUP includes President Gloria Macapagal-Arroyo’s Subic-Clark-Tarlac Expressway (SCTE).
▲商業・工業施設、道路建設などの農地の転換で、5000人が仕事を失うという批判
Vol. IV, No. 51 January 23 - 29, 2005
The Hazards of Toiling for the Cojuangcos
A lost foot, a lost job and a threat to lose his home. This tale of a sugar mill worker at the Central Azucarera de Tarlac brings to fore the miserable conditions that bug the work force of Luzon’s largest sugar refinery.
Demolition
Apart from losing their jobs from work-related sickness, workers also face losing their homes.
Late last year, a village official approached Alcibar and asked him to sign a document saying he would be paid P30,000 as payment for his house. In turn, he and his family are to leave as soon as the Subic-Clark-Tarlac Expressway gets underway.
“Syempre, hindi ako pumirma” (Of course, I did not sign), he said adding that he inherited his house from his grandparents who worked at the hacienda during the Spanish colonial period.
（略）
The expressway would displace at least five of the 10 villages inside the hacienda. The land-use conversion on the whole would evict 2,500 more sugar farm workers because it would leave only some 1,000 hectares for the plantation.
▲この頃、ルイシタ農園の土地を工業用地や道路などへ転換することに対する反対、道路建設による住民の立ち退き反対、を報じている。
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（イ） ルイシタ農園が主な記事（道路問題ではなく）
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http://www.bulatlat.com/main/luisita/
▲ここにたくさんの記事がある（ここにリストアップされていない記事も多いようだ）。
▼は、最初に作りかけたもの。別に代表的な記事というわけではない。
Vol. VI, No. 13 May 7-13, 2006
Hacienda Luisita Farmers Demand Full Land Distribution
Farm workers of Hacienda Luisita are challenging President Gloria Macapagal-Arroyo to prove that she is not merely using the Hacienda Luisita issue to spite former Pres. Corazon Cojuangco-Aquino, heir to the Luisita estate and one of the president’s main political opponents.
▲主に農地問題（高速道路や違法採石についても一言触れられているが）
Vol. V, No. 36 October 16 - 22, 2005
General Out to Quell Opposition vs GMA’s NorthRail, Expressway Projects?
In the book Trinity of War (Book III) published by the Nolcom, it said ***
“Disrupting the SCTEP’s construction through the Hacienda Luisita strike,… will slow down efforts by the national government to speed up the socio-economic development in CL and address widespread poverty that is a breeding ground of rebellion.”
Sr. Cecile said in the Oct. 12 press conference that if Palparan continues to sow terror in order to assure the continuation of the government’s flagship projects, human rights violations, especially the killings, will continue.
▲ここでは国軍作成の「三位一体の戦争」の中で、ルイシタについても触れられていること、中部ルソン高速道路建設についても触れられている。
▲NCCフィリピン委員会 フィリピンで続く超法規的殺害に関する資料
の中に、
●フィリピン国軍によるハシエンダ・ルイシータにおける虐殺の「分析」：HaciendaLuicita.pdf (110KB) が収録されている。「三位一体の戦争」のプロローグ部分。
September 25 - October 1, 2005
LABOR WATCH
Bloodshed in the Picketline
Two killed, thousands hurt since January
▲労働者に対する弾圧を取り上げたもの（含む、ルイシタ農民・労働者に対する弾圧）
December 19 - 25, 2004
BULATLAT Investigative report
For Land and Wages
Half a century of peasant struggle in Hacienda Luisita
(First of two parts)
Poorly-paid Workers Lose Jobs – and Homes, Too
(Second of two parts)
▲2004年11月の後、ルイシタ農園問題に関して、まとめたもの（２回分）
（ 2004年11月のストライキの際に大量虐殺事件が起こった。）
Volume IV, Number 21 June 27 - July 3, 2004
Ex-President’s Hacienda Workers Score Crackdown
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１２．その他の反対・問題など（英語）
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（2009年、2010年は記事が多すぎてまだ充分にチェックできていない(とりあえずトリビューン紙から)。
その下の記事からは、アキノ疑惑だけでなく、中部ルソン高速道路プロジェクトで、さまざまな問題があったことが見えてくる。 （こちらも整理中）
▼トリビューン紙（そのうち、読めなくなる）
Remulla tells Noynoy to make good on dare
By Charlie V. Manalo
02/28/2010
‘Honest’ Noynoy dished out SCTex lies — BCDA
By Ayen Infante
02/10/2010
REMULLA SAYS CARPER WILL REQUIRE LUISITA DISTRIBUTION
Slip of tongue betrays Noynoy plan to save HLI
02/08/2010
BCDA gave Aquinos P50M downpayment for RoW
SCTex was Gloria’s gift to Aquinos
By Charlie V. Manalo
02/07/2010
Noynoy ‘bloody hands’ show in SCTex ‘massacre’
By Charlie V. Manalo
02/04/2010
Noynoy kin’s hacienda used dummy in quarrying activities
By Charlie V. Manalo
01/21/2010
Aquino-Cojuangco clan bars House panel entry into Hacienda Luisita
By Charlie V. Manalo
11/28/2009
Allies shield Noynoy in SCTEX probe
DAR confirms Hacienda’s RoW overprice
By Charlie V. Manalo
11/19/2009
P170-M private road interchange built for Hacienda Luisita on top of P80-M payment for right of way
Noynoy, family P33-B SCTEX beneficiaries
By Charlie V. Manalo and Gerry Baldo
11/12/2009
2010年
DAR affirms farmers’ rights in SCTEx feud
Philippine Daily Inquirer
First Posted 22:29:00 04/26/2010
▲高速道路に収用された農地の所有権をめぐる争い。
Article: New twist on SCTEX probe surfaces.(Main News)
Article from:Manila Bulletin Article date:February 3, 2010
‘Go ask Arroyo, she knows SCTEx lobbyist’
Philippine Daily Inquirer
First Posted 03:39:00 02/04/2010
2009年
Article: Gov't 'wasted' P170-million in road project - House panel.(Main News)
Article from:Manila Bulletin Article date:November 11, 2009
2008年
Farmers picket SCTEx rites to demand access to fields
First Posted 00:37:00 07/27/2008
CONCEPCION, TARLAC -- AT least 200 farmers greeted with protests the opening of the Clark-Tarlac segment of the Subic-Clark-Tarlac Expressway (SCTEx) on Friday, staging pickets in at least four overpasses along the route.
▲農民が高速道路の開通式典に合わせてピケット
Group airs caution on attempts to block opening of P21-billion expressway in CL August 17, 2007, 8:00am
▲プロジェクトに問題が無ければ、誰も開通式に反対する人はいないと思うのだが。
P132-M expense for Subic-Clark-Tarlac road questioned 09/16/2008
▲COMMISSION on Audit (CoA)（会計検査院)が何点かの支出を問題にしている。日系企業への支払いについても。
COA confirms problems with ODA projects; billions of pesos wasted
GMA News Research 02/21/2008
▲COMMISSION on Audit (CoA)が中部ルソン高速道路をはじめとしたODAプロジェクトの支出を問題にしている。
▲日本のODAの支出についても会計検査院が問題を指摘されているのと同じような話し?。
▼PD紙上でのプロジェクトの総工費を巡るやり取り
（これは追加融資の関連記事などで、結局コストがいくらかという話し。）。
（★円借款は、ペソ換算の問題がある。元々事業費問題でいくつもの数字が挙がっている上に…換算レートの関係から、更にいろんな数字が氾濫してくると、訳が分からなくなる。なっている。）
▼基地転換開発公社側から、結論
（肝心の公社のホームページには、「Total cost of the SCTEX is Php34.106 billion」と。ではこの投稿は何だったのか？ これは、日本の融資額と大体対応するが？、トータル事業費？ トータル融資額？ この投稿はP27.2 billion の内訳まで書いてあるが、ますます謎が深まるばかり。 ）
It’s P27.2 billion for SCTEX, in total
Philippine Daily Inquirer
First Posted 00:10:00 04/21/2008
▼基地転換開発公社側から。この記事も見出しがおかしいが、前の記事の円ペソ換算が違うという話し。見出しの額は、追加円借款の額。
Exact expressway project cost is P6.5B, not P7.18B
Philippine Daily Inquirer
First Posted 01:22:00 04/10/2008
At an exchange rate of P2.63 to the Japanese yen, the correct peso equivalent of 17.1 billion yen is P6.5 billion and not P7.18 billion as reported.
▼見出しでペソと円を書き間違えているという話し。17-B yen。本文内は正しいが
RP, Japan ink P17-B loan pact for Clark-Subic road
First Posted 07:26:00 03/31/2008
記事中の換算、17.1-billion yen or P7.18-billion
▲▼この記事の前、総工費を P60.5 billion とする記事と、それを基にした投稿があって…、後の方は、それらの額が間違っているという、公社側から反論
‘Dry run’ for Subic to Clark highway
Philippine Daily Inquirer, Central Luzon Desk
First Posted 02:57:00 03/18/2008
Built at a cost of P60.5 billion, the four-lane Subic-Clark-Tarlac Expressway (SCTEx) is the country’s longest toll road.
2007年
Aetas unpaid for land taken by BCDA for flagship project
Inquirer
First Posted 04:44:00 05/06/2007
PORAC, Pampanga—The government’s flagship project Subic-Clark-Tarlac Expressway has occupied 50 hectares of land within what Aeta people here claim as part of their ancestral domain.
The government, they said, has not also paid them for the land.
▲先住民アエタの土地に対する補償問題
Article: 3 NLEx interchanges approved by Arroyo; In line with R21-B Subic-Clark-Tarlac expressway.(Provincial News)
Article from:Manila Bulletin Article date:November 13, 2007
Article: Elected officials oppose Porac SCTEx interchange.(Provincial News)
Article from:Manila Bulletin Article date:October 19, 2007
▲インターチェンジをどこに作るか、もめている。アロヨ大統領の息子も。
現地では、追加融資は、このインターチェンジ等に充てられると報道されている。
Arroyo firm on building Pampanga interchange at the SCTEX
September 04, 2007 19:23:00
Thursday, July 19, 2007
Bases agency starts rehabilitating Bataan forest park
▲ルーズベルト国立公園の話し
C. Luzon mayors, execs worry over SCTEx delay
By Tonette Orejas
Central Luzon Desk
First Posted 02:10:00 04/10/2007
▲事業の遅れについて、日系企業の手紙の内容も短くが４点（土地収用、VAT、建設資材の認可の遅さ、ルーズベルト国立公園）、紹介されている。
PD紙上でのやり取り。
SCTEX project: answers to questions
Inquirer
First Posted 01:01:00 02/21/2007
Payumo urged to help unmask ‘mysterious buyer’
First posted 03:03:02 (Mla time) February 15, 2007
Inquirer
2006年
Arroyo: Probe land price hike at interchange site
Inquirer
First Posted 07:54:00 07/17/2006
▲インターチェンジの土地代
Army execs deny illegal deductions in troop pay
By Tonette Orejas
Inquirer
First Posted 01:49:00 07/11/2006
▲これは工事とは関係ないが、
Land Grabbing in Pampanga?
bulatlat Vol. VI, No. 4 February 26 - March 4, 2006
The huge machines groaned as they scraped and removed soil from the face of a hill. Soon, a swath of the Zambales mountain range in Barangay (village) Hacienda Dolores, Porac, Pampanga (90 kms. north of Manila) will vanish to make way for the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project (SCTEP).
▲主にパンパンガ州（ルイシタ農園のある州とは異なる）の農地が道路建設によって破壊されている問題や補償などについての記事。
Article: Japanese firm in expressway project clarifies delayed wages.(Provincial News)
Article from:Manila Bulletin Article date:February 3, 2006
2005年
BCDA starts expropriating land in Pampanga town for road plan.| October 05, 2005
▲地主が土地代の支払いを求めている土地の取り上げ
Mayor stops drilling at Subic expressway site
Friday, September 02, 2005
2005年9月
Article: Construction of Subic-Clark-Tarlac road project stopped for lack of mayor's permit.(Provincial News)
May 18, 2005
【フィリピン】中部ルソン道建設、自治体が停止令［基盤］ (2005/05/19)
▲マバラカット町で、もめている。
2004年
Road plan changes stop sacrifice of 1,839 trees.| November 05, 2004 |
▲「国有地」だったら何の問題ない、ということではない。高速道路は、ルーズベルト国立公園内を通っている。
Saturday, September 11, 2004
DENR solves Subic-Clark right-of-way problem
▲バターン州での話、中間レビューで書かれていた土地取得の問題と関連している。?
BCDA's expressway project complying with DENR rules.
In: Manila bull. (Aug 20 2003),
Article: Right-of-way acquisition goes fast for Subic-Clark-Tarlac highway.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:June 21, 2003
▲土地取得の関係
Article: P19-B Subic-Clark-Tarlac road pushed.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:April 27, 2001
NEDAの再承認
Article: PHILIPPINES SUBIC-CLARK-TARLAC TOLL ROAD PROJECT APPROVED.
Article from:AsiaPulse News Article date:May 9, 2001
Article: Subic-Clark toll road Okd by President.(Main News)
Article from:Manila Bulletin Article date:May 12, 2000
▲この時は、エストラーダ大統領
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１３．事業費問題
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ここでは、「２．総事業費と円借款の関係、総事業費の変遷」
内容を、更に細かく見てみようと。
しかし、資料が少なくて…
（ア）入札価格〜２００４年頃
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2000年から2003年(2004年)の間に、総事業費が当初予定していた187億ペソから270億ペソに膨らんだ点、この頃は、これが問題になっている。
この2004年の頃は、どういう評価になっているのかまだ見ていないが、結局は、NEDAによる、「日本の特別円借款の割高問題」として整理されていくのではないか?
下のNNAの7月の記事の後、再入札が行われたのかどうか、チェックしていない。
ドタバタの事情は、以下の記事参照。
フィリピン経済・金融市場情報
2004年5月11日より抜粋
＜中部ルソン高速道路建設コスト見直しの動きとの報道＞
当初予定総工費187億3000万ペソ（3億7478万ドル）のうち、85%に相当する159億2000万ペソが日本国際協力銀行（JBIC)、残りの28億1000万ペソが基地跡再開発庁（BCDA)によって拠出される。
5月11日付け各紙報道などによると、国家経済開発庁（NEDA)は110億ペソという。
クラーク〜ターラック間建設コスト(落札価格）に関して、そのコストが適切であるか否かに関してコスト内訳などを再チェックする方針とのこと。NEDAは基地転換再開発庁からの資料が提出されるまでは動けないとしているが、建設専門家のなかには60億ペソまで引き下げられるべきとの声もあるとのこと
（▲こちらの記事は、「クラーク〜タルラック」間 =ルイシタ農園のある方について。英字は全文が無いので…）
NEDA to review bid for Clark-Tarlac road.| May 11, 2004
【フィリピン】中部ルソン高速道再入札、ＢＣＤＡ合意
ルソン島のスービック〜クラーク〜ターラックを結ぶ中部ルソン高速道路の建設をめ
ぐる問題で、基地転換庁（ＢＣＤＡ）が態度を変え、国家経済開発庁（ＮＥＤＡ）の
意向通りに再入札を行うと発表した。
ＢＣＤＡのコライコ長官は28日、再入札の実施を求めていたＮＥＤＡのネリ長官と意
見の不一致があったことを認め、コスト削減を訴えるネリ長官の意向を理解したと説
明。来月初めにも新計画を提出し、３カ月以内に再入札を行うとした。ただ同事業に
融資する国際協力銀行（ＪＢＩＣ）の承認を得るとした上で、再入札は日本とフィリ
ピンの関係に悪影響を及ぼすとの認識を示した。
ＪＢＩＣの主席駐在員、村田修氏は29日、ＮＮＡに対し、ＢＣＤＡから再入札の打診
があったことを示唆し、「価格が高いという見解が伝わってきている」と述べた。再
入札が及ぼす今後の影響については、調達ガイドラインに沿っていれば問題ないとの
見方を示している。またＪＢＩＣの別の担当者は、再入札の実施は通常認められてい
るが、「この規模（ＪＢＩＣが入札過程をチェックしている大きな案件）では珍しい
ケース」と述べた。
一方、大成建設・新日本製鉄と合弁事業体を結成して同事業に応札したハザマ本社
（東京・港区）の広報担当者はＮＮＡに対し、「（再入札については）まだ聞いてい
ない」と答えた。地元各紙は今年４月、ＢＣＤＡの要請を受けた同合弁事業体が第１
期工事の入札額（110億ペソ）を12億ペソ下げることに同意したと報じた。
ＮＥＤＡと投資調整委員会（ＩＣＣ）は先に、総事業費が当初予定していた187億ペ
ソから270億ペソに膨らんだ点について、ＢＣＤＡに説明を求めた。これに対しコラ
イコ長官は、ペソ安や原材料費の高騰で総工費が36％上昇したと説明。また設計の変
更で生じたコスト増加分は16％で、ＮＥＤＡの規則に合致すると述べていた。
一方ではクラーク開発公社（ＣＤＣ）のアンヘレス長官が、中部ルソン高速道とク
ラーク特別区、ディオスダド・マカパガル国際空港（ＤＭＩＡ）を結ぶインターチェ
ンジや連結道路が計画の段階で除外されたのに反発。コライコ長官に再考を求める書
簡を送っていた。（NNA）
[2004年7月30日10時34分更新]
この頃の記事
Procedural lapses force NEDA to stop Subic-Clark tollway project.
| July 20, 2004
Article: Gov't to rebid deal to build Subic-Clark-Tarlac highway.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:July 23, 2004
Article: Clark-Subic road project scaling down urged.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:July 26, 2004
Neda, BCDA clash over Subic-Clark road.| August 23, 2004 |
Subic-Clark-Tarlac road project given green light.
| October 01, 2004
フィリピン経済金融情報
2004年10月25日より抜粋
＜スービック〜クラーク〜ターラック高速道路来年初めに着工との報道＞
ただ、BCDAの当初見積り額が大幅に変更されたことなどによる混乱で着工が遅れていた。しかし、10月25日付けビジネスワールド紙ネット版などによると、費用面での問題が全て解決され、来年初めにも着工される見通しとのこと。
Article: BCDA concludes negotiations with the lowest evaluated bidder; Subic-Clark-Tarlac Expressway project.(Business)
Article from:Manila Bulletin Article date:October 26, 2004
|
（イ）事業費、272億ペソの内訳 （とりあえず最終段階の事業費では無いはずだが）
|
It’s P27.2 billion for SCTEX, in total 04/21/2008 などによれば、
|
P22.63 billion |
the direct cost, meaning expenses incurred for civil construction works on the SCTEX. | |
P3.34 billion |
The indirect costs of - include land acquisition, consultancy services, project management expenses and taxes and duties.
| |
P1.23 billion |
Financing costs of include Department of Finance (DOF) guarantee fee and JBIC loan interests during the construction period.
| |
P27.2 billion. | 合計 |
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（ウ）会計検査院による指摘
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P132-M expense for Subic-Clark-Tarlac road questioned 09/16/2008
▲COMMISSION on Audit (CoA)（会計検査院)が何点かの支出を問題にしている。日系企業への支払いについても。
COA confirms problems with ODA projects; billions of pesos wasted
GMA News Research 02/21/2008
▲COMMISSION on Audit (CoA)が中部ルソン高速道路をはじめとしたODAプロジェクトの支出を問題にしている。
▲日本のODAの支出についても会計検査院が問題を指摘されているのと同じような話し?。
| |
（エ）PCIJのレポート
|
http://www.pcij.org/ （英語）より
Investigating ODA （2008年2月のレポート）。
基本的に同じ内容だが
http://www.pcij.org/stories/2008/oda.html
これの
第２回、
Bids sans caps, tied loans favor foreign contractors の中の「A cost-benefit game」は、中部ルソン高速道路を取り上げた節。
第３回、
7 IN 10 ODA PROJECTS FAIL TO DELIVER TOUTED BENEFITSの最後にある
サイドバー SIDEBAR A Toll Tale は、中部ルソン高速道路について。
▲面白い
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１４．特別円借款問題
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日本の特別円借款はコスト高との批判が、フィリピン政府内(NEDA)から出ている。
様々な批判から、部分修正されたようだ
（ア）特別円借款制度とは
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特別円借款は、98年12月に創設された制度であり、経済危機の影響を受けているアジア諸国経済の早期回復に向けて、景気刺激効果及び雇用促進効果が高い事業を推進すると共に、民間投資にとって魅力ある事業環境を整備し、生産性の向上を通じて経済構造改革を実現することを第一義目的とし、通常案件よりもさらに譲許的な借款を供与し、当該国を支援するものである。
特別円借款 アジア通貨危機支援評価 最終報告書 平成14年3月（外務省のサイト）
→本邦技術活用条件（H14.7-）
本邦技術活用条件の適用条件について 財務省 2002(平成14)年3月28日
本邦技術活用条件に係る具体的適用条件の変更について 2006(平成18)年10月20日
外務省 財務省 経済産業省
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（イ）割高との批判
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日刊ベリタ 2006年08月12日13時58分掲載
日本の特別円借款は「結局コスト高」 ひも付き援助に問題と比当局
【マニラ新聞特約１２日】政府開発援助（ＯＤＡ）事業を統括するフィリピン国家経済開発庁（ＮＥＤＡ）は、このほど取りまとめたＯＤＡ関連の２００５年報告書で、日本からの資材調達などを義務付けた特別円借款（通称・小渕ローン）事業に関して「国際的水準と比較してかなりコスト高になる」とマイナス面を強調した。さらに、コスト高のため入札成立まで至らず、「ひも付き」と呼ばれるタイドローンで一部事業に深刻な遅れが出ていると指摘した。
14th (2005) ANNUAL ODA PORTFOLIO REVIEW
69. The North Luzon Wind Power Project (PNOC-EDC) funded by GOJ-JBIC Special Yen Loan Package (SYLP) facility encountered substantial delays in the procurement of goods and services that stems from the Special Yen Loan requirement of at least 50 percent Japanese content for goods and services and limited only to Japanese as the primary contractor/supplier. As a result, bids were more expensive than international prices leading to total project costs which are substantially higher than ICC-approved costs, thus requiring ICC reevaluation to reaffirm viability of the project. In this case, the delay in procurement is now more than a year and there is still no agreed solution. Based on current plans by PNOC-EDC, it appears that the only feasible solution to maintain economic viability is to drop the transmission line component under GOJ-JBIC financing and instead pursue this component using local funds and reduce the wind farm capacity to about 30 MW from 40 MW, which will redound to GOP savings of more than US$10 million.
115. Funding projects under Special Yen Loans proved costly. Notwithstanding the seeming highly concessional terms of the financing window, the imposed 50% Japanese content of goods led to bids which are much more expensive than international prices resulting in procurement delays. To lower the bids that are more comparable to international prices, DOF should request JBIC's reconsideration for a lower Japanese content in future tied loans, say 30% as is the current requirement under Japan's Special Term for Economic Partnership.
特別円借款は日本からの資材調達などを義務付けたタイドローン。通常の円借款より低金利で、償還の十年据え置きなど返済条件が緩和されている。半面、日本からの資財調達（事業費の五〇％以上）や日系企業の受注を義務付けている。比政府内部では「国際的水準と比較してかなりコスト高になる」との批判が出ており、着工前に契約取り消しとなる事業も出ている。
「北ルソン風力発電計画」（フィリピン）JICA 2002年3月29日 ) は、日本の特別円借款はコスト高になるとして実質的には中止?
ただ、北ルソン風力発電計画【フィリピン】では、「（1）経緯・現状 再入札のためのスコープ見直し等により事業が遅延していたが、遅延の要因は解決し、その後事業は順調に進捗している。
（2）今後の対応方針 事業の進捗を妨げていた要因が解消したこと、また本案件
に対するニーズが引き続き存在することから、貸付を継続する。」となっているが…
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◆．土地収用法 |
Republic Act No. 8974
November 07, 2000
An Act to Facilitate the Acquisition of Right-Of-Way, Site or Location for National Government Infrastructure Projects and for other purposes
NEDA
13th ANNUAL ODA PORTFOLIO REVIEW (2004)
83. Right-of-Way Acquisition. Many agencies have reported positive experiences with RA 8974 commonly known as the “Expropriations Law”. Notable is the experience of BCDA in acquiring a total of 645 hectares of land in 2.7 years under the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project. BCDA attributes the expeditious acquisition of right-of-way to: a) constant follow-up with the courts by competent BCDA lawyers of their expropriation cases; b) availability of funds for payment to landowners; and c) incentives to BCDA ROW acquisition teams.
14th ANNUAL ODA PORTFOLIO REVIEW (2005)
78. Delayed ROW acquisition contributed to the low performance of the Subic-Clark-Tarlac Expressway Project of BCDA. ROW acquisition has been delayed for more than a year with the remaining one percent of the ROW main alignment (60-meter ROW) still unresolved, located mostly in Bataan. This is for expropriation and issuance of writs of possession from the courts. Some farmers are demanding to be paid on the improvements in their property that were already paid by BCDA.
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◆．アロヨ大統領の選挙区
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アロヨ大統領は、2010年の選挙で、パンパンガ州第２区（Municipalities: Floridablanca, Guagua, Lubao, Porac, Santa Rita, Sasmuan）から下院議員に立候補・当選した。
選挙前に地元への利益誘導、訪問回数も多かった。
中部ルソン高速道路、インターチェンジの関係で名前が出てくる地名は、Floridablanca, Poracなど。
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１５．工業団地 |
中間レビュー
2006 年10 月時点の進出企業数:クラーク389 社、スービック693 社
・タルラックのルイシタ工業団地で現在操業している企業は2007 年1 月
現在9 社（うち日系企業は4 社）。同工業団地の隣接地に1990 年代後半
建設されたCentral Techno Park は工事が中断されたままの状態である。
日本アセアンセンター＞投資情報＞フィリピン＞工業団地リスト (最新の情報ではないかも知れないが)
フィリピンの工業団地のリスト
日系商社フィリピン工業団地一覧
東アジアの主な工業団地 国際協力銀行 〜2005 年８月〜
の143-144ページに、
セントラル・テクノパーク、クラーク経済特区、スービック・テクノパークについての情報が入っている。
とにかくスービックは検索すると、多くヒットする。
とりあえず、
フィリピンの工業団地 (静岡 東南アジア駐在員事務所)
にスービック(Subic)テクノパークと、セントラル・テクノパークの案内
▲上のふたつは、セントラル・テクノパークは、ルイシタ工業団地と間違えている? （中間レビューの方が正しい。どちらもルイシタ農園だから大した違いは無いのだが…
）
From Wikipedia, the free encyclopedia からスービックとクラーク
Subic Bay Metropolitan Authority
Subic Bay Freeport Zone
Clark Freeport Zone
*スービックとクラークの間にある工業団地（日本とは関係ない）
Hermosa Ecozone Industrial Park ("HEIP")
http://www.sciencepark.com.ph/parks_HERMOSA.html
http://www.hermosa.ph/
▲とりあえず、最初の地図で載っていたので。
ルイシタ農園の所には
Central Techno Park
Luisita Industrial Park I 、これは伊藤忠らが作った工業団地
▲2007年時点の状況については、中間レビュー参照
Article: PHILIPPINES' CENTRAL TECHNO PARK DRAWS INVESTOR INTEREST.
Article from:AsiaPulse News Article date:March 7, 2001
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１６．フィリピン議会
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（ア） 上院
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Press Release
April 7, 2010
Villar to Aquino: Let's go to Luisita
Press Release
January 21, 2010
Sen. Benigno S. Aquino III: "We need a government committed to transformation'
Press Release
August 21, 2009
Senate panel mulls probe on hasty titling of lands along SCTEX
Press Release
August 24, 2009
Gordon wants SCTEX extended farther North
Press Release
January 21, 2009
21 ODA PROJECTS OVER-BUDGETTED BY 33B PESOS - CHIZ
Press Release
October 1, 2007
CONTRACTORS OF COLLAPSED VIETNAM BRIDGE CONNECTED TO SONA PROJECT
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（イ） 下院
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決議案など（2009年秋の疑惑以前に、問題となっている。もちろん推進する動きも）
NO. HR00095
FULL TITLE : RESOLUTION REQUESTING THE CONGRESSIONAL COMMITTEE ON OVERSIGHT TO CONDUCT AN INQUIRY, IN AID OF LEGISLATION, INTO THE ALLEGED OVERPRICING OF SUBIC-CLARK TOLL PROJECT TO BE UNDERTAKEN BY THE BASES CONVERSION DEVLOPMENT AUTHORITY
SHORT TITLE : Alleged Overpricing of Subic-Clark Toll Project
BY CONGRESSMAN/WOMAN SUAREZ, DANILO E.
DATE FILED ON 2004-08-04
CO-AUTHORS: NOGRALES, PROSPERO C. ESCUDERO, FRANCIS G.
VOLUME 14 | NO. 18 | October 09, 2006
BCDA scored for alleged overpriced Subic-Clark toll project
下院サイトが読めない時
VOLUME 14 | NO. 33 | February 07, 2007
Jt. Cttee unconvinced on BCDA?s reasons for overpriced toll project
下院サイトが読めない時
HR00234
FULL TITLE : RESOLUTION DIRECTING THE APPROPRIATE HOUSE COMMITTEE TO CONDUCT AN INQUIRY IN AID OF LEGISLATION INTO THE EXTENSION GIVEN BY THE BCDA TO KAJIMA-OBAYASHI-JFE ENGINEERING AND MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES LTD. JOINT VENTURE (KOJM) ON THE CONSTRUCTION OF THE SUBIC-CLARK-TARLAC EXPRESSWAY (SCTEX)
BY CONGRESSMAN/WOMAN PUENTEVELLA, MONICO O.
DATE FILED ON 2007-09-12
CO-AUTHORS: DEFENSOR, ARTHUR D. /ZAMORA, RONALDO B.
NO. HR00266
FULL TITLE : RESOLUTION DIRECTING THE COMMITTEE ON OVERSIGHT TO CONDUCT AN INQUIRY, IN AID OF LEGISLATION, ON THE ALLEGED OVERPRICING OF THE SUBIC-CLARK TOLL PROJECT TO BE UNDERTAKEN BY THE BASES CONVERSION DEVELOPMENT AUTHORITY
BY CONGRESSMAN/WOMAN TANADA, LORENZO III M.
DATE FILED ON 2007-10-03
CO-AUTHORS:
DEFENSOR, ARTHUR D. /
ZAMORA, RONALDO B.
House Resolution No. 266 (pdfファイル)
JOURNAL NO. 36
Monday, November 19, 2007
この中のスピーチ
NO. HR00443
FULL TITLE : RESOLUTION DIRECTING THE COMMITTEE ON OVERSIGHT TO CONDUCT AN INQUIRY, IN AID OF LEGISLATION, INTO THE CAUSE/S OF THE DELAY IN THE COMPLETION OF THE SUBIC-CLARK-TARLAC EXPRESSWAY PROJECT AS WELL AS THE REQUEST FOR A SUPPLEMENTAL LOAN FROM THE JAPANESE GOVERNMENT AMOUNTING TO MORE THAN SIX BILLION PESOS TO COVER THE FINANCING SHORTFALL OF THE PROJECT, IN ORDER TO COME UP WITH POSSIBLE REMEDIAL MEASURES TO PREVENT OR MINIMIZE SIMILAR OCCURRENCES IN THE FUTURE
BY CONGRESSMAN/WOMAN GONZALES, AURELIO JR. D.
DATE FILED ON 2008-02-06
CO-AUTHORS: DEFENSOR, ARTHUR D. / ZAMORA, RONALDO B.
VOLUME 16 | NO. 12 | September 22, 2008
P6 billion supplemental loan for expressway project questioned
下院サイトが読めない時
NO. PS00176
FULL TITLE :
SHORT TITLE : CLARK-SUBIC EXPRESSWAY
ABSTRACT : FOCUSED HIS SPEECH ON THE NEWLY INAUGURATED SUBIC CLARK TARLAC EXPRESSWAY (SCTEX) AND THE NEWLY LAUNCHED PROJECT FOR COMPLETION - THE TARLAC-LA UNION TOLL EXPRESSWAY WHICH WILL CUT SHORT THE TRIP FROM MANILA TO SISON, PANGASINAN. POINTED OUT SEVERAL BENEFITS OF THE NEWLY LAUNCHED EXPRESSWAY IN URBAN AREAS OF METRO MANILA AND TO THE HUNDREDS OF MOTORISTS WHO PLY THE MACARTHUR HIGHWAY ROUTE EACH DAY; CREATES VAST OPPORTUNITIES FOR INVESTMENT, EMPLOYMENT AND DEVELOPMENT AND USHERS IN A NEW ERA OF SECURITY OPPORTUNITY AND PROSPERITY. RECALLED THE PREVIOUS ADOPTION OF HR791 DURING THE 12TH CONGRESS - EXPRESSING FULL SUPPORT OF THE HOUSE TO THE CALL FOR THE IMMEDIATE IMPLEMENTATION OF THE SCTEX EXTENSION PROJECT WHICH IS TO BE TAKEN BY THE BASES CONVERSION DEVELOPMENT AUTHORITY(BCDA).
BY CONGRESSMAN/WOMAN COJUANGCO, MARK O.
DATE FILED ON 2008-04-21
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１７．関連サイト
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Subic-Clark-Tarlac Expressway
From Wikipedia, the free encyclopedia
▲事業概要説明で、踏み込んだ説明は無い。
基地転換庁（ＢＣＤＡ）
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