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NAFTAに対する批判もあると思うが、 日本のFTA/EPA協定は、NAFTAやアメリカのFTA/EPA協定よりも、環境・労働面では弱い〜無いのと同じ〜のが実態。 日本のFTA/EPA協定書の中に、NAFTAと同様の前文、さらには、環境・労働の章(もしくはNAFTAのように別協定)があっても良いのでは…。 |
| 1.比較 EPA/FTAの環境配慮の取り扱い 日本の協定書には、環境がない |
| 2.前文の比較 NAFTAと日比経済連携協定 全く違った「環境」 |
| 3.社会条項の設定を |
| 4.日タイEPA 廃棄物輸出を規制しているのはどの条文? 外務省の混乱ぶり |
| 5.現行の規定で十分か? 素人には分からない環境保護規定 |
| 6.資料/環境 |
| 7.資料/中核的労働基準・公正労働基準 |
| 8.本 |
| 1.比較 EPA/FTAの環境配慮の取り扱い 日本の協定書には、環境がない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2.前文の比較 NAFTAと日比経済連携協定 全く違った「環境」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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北米自由貿易協定(NAFTA)との違いは決定的。 NAFTAは、「(自然)環境の保護や保全」「環境の法規を発展させ執行すること」「基本的な労働者の権利を保護し,高め,執行すること」を前文に掲げて協定している。 これに対して、日比経済連携協定は、「企業」の経済活動の環境しか掲げていない。 (ア) 北米自由貿易協定 NAFTA 前文
(イ)日比経済連携協定 前文 (全文) 日比経済連携協定の前文は、北米自由貿易協定の引用の際に省略したような部分〜市場の発展〜しかない。長文の引用は意味が無いので…
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| 3.社会条項の設定を! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(ア)経済産業省も視野に入れている 経済産業省「2007年版不公正貿易報告書 〜WTO協定及び経済連携協定・投資協定から見た主要国の貿 易政策」2007年4月16日 第III部 経済連携協定・投資協定 第7章:その他(エネルギー、環境、紛争解決等) (1,525KB) 環境 504〜509ページは必読(内、506〜509ページは労働) 【環境】(504ページ)
北米自由貿易協定の環境規定については、環境白書(平成7年版)「第4章 持続可能な未来につなぐ効果の高い環境対策の展開 第2節 環境と貿易」のなかでも少し触れられている。 【労働】 「日本がこれまでに締結したFTA/EPAでは、労働について独立の章を設けたものはない」とし、 (その上で関連している条項を取り上げた上で)、 アメリカのNAFTAの並行労働協定などに関して1ページ以上にわたって、内容紹介をしている。関心のある人は、ぜひチェック。 (イ)アメリカのFTA協定 上の報告書は、規定について説明してあるので、ここでは流れと概要を。
米国のFTA政策:その展開と特色 滝井 光夫 p58-59 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4.日タイEPA 廃棄物輸出を規制しているのはどの条文? 外務省の混乱ぶり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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以下、タイの廃棄物問題を例に、いかに環境・廃棄物問題がいい加減にしか扱われていないかを見ていきたい。 大臣間書簡(日本語仮訳(PDF)・英語(PDF)) 内容・背景に関するQ&A (ア)大臣間書簡 以下、ポイント部分を抜粋。
大臣間書簡で取り上げられているのは次の条文
(イ)外務省のびっくりするような説明 以下、全文
何にびっくりと言って、書簡で挙げられている「第十一条 他の協定との関係」「第十八条 関税の撤廃」には全く触れず、書簡では全く触れられていない「第十条 一般的例外及び安全保障のための例外」で説明していること。 こんな説明では、廃棄物輸出を規制しているのはどの条文かわからない。 まぁ、いかに外務省が「これらの点については、両国間で協議し、このEPAの趣旨を再確認しました。」と言ったところで、大臣間書簡とこの「大臣間書簡の内容・背景に関するQ&A」をきちんと読んだ人は、再確認とはほど遠いのが現状だと感じることができる。 社会問題化した廃棄物問題に対して、過去の協定では見られない大臣間書簡を交わしたが、その内実たるや… しっかりとした環境条項を入れた経済連携協定書であれば、外務省も、このような混乱した解説を作る必要もなかったはずです。 (外務省の説明の混乱の背景には、環境はガット20条の一般例外でしか考えていなかったことによるもの。それに対して書簡の方は、環境ではなく、「他の協定」との関係をベースにしているため。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 5.現行の規定で十分か? 素人には分からない環境保護規定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(ア)現行の規定 日比の場合。主な規定は、第百二条のみ。他も国の協定も102条、144条と同じような条文になっていると思います。
役人はこれで十分ということでしょうが、素人には何のことか さっぱり分かりません。 (イ)関税削減に必ず含まれている廃棄物など 日本のFTA/EPA協定書の関税削減には、必ず廃棄物の関税削減が含まれます。 日本・フィリピン経済連携協定等に関する質問主意書 から質問
質問主意書に対する答弁書
ここでは、「可能な限り多くの品目について関税を撤廃し、又 は削減するとの観点から関税の譲許に努めたことによるもので ある」としています。これはフィリピンに限りません。 「関税の撤廃」の付属書では、関税分類を全てリストアップし ています。 関税分類の「類」で一括して関税削減されている場合などは、中に廃棄物類が入っていることはわからないだけです(関税分類を知っておく必要があります)。 おそらく、すべての日本の二国間協定書に、廃棄物関係の関税削減が入っていると思います。 (ウ)ガット「第二十条 一般的例外」の準用で環境は十分か? 千九百九十四年のガット第二十条
条文は、「妨げるものと解してはならない」などという、もって回った 言い方なっています。 相手国政府が手を打たなければ、どんどん「人、動物又は植物 の生命又は健康」を害することをしても良い!?実際に起こっていることは、環境省のページの中にある「我が国から輸出した貨物の返送に関する情報」、の中で述べられているように、「近年、日本から輸出された貨物が相手国の税関で通関できず、日本にシップバック(返送)される事例が多発しております。」という事態です。これらは、たまたま発見され返送されただけで、氷山の一角… また、このガット条約20条(b)項とバーゼル条約の関係も、素人にはよく分かりません。 タイ国との大臣間書簡の内容・背景に関するQ&Aでは、(どういうわけかフィリピンとの大臣間書簡ではこうした説明が外務省のページに出ていません)
つまり、「バーゼル条約」 < 「ガット条約20条(b)項」 という解釈ですが、明記されていませんし、実態は先の環境省のページにあるようなこと… 「厳格な規制が課される」と説明されても…迫力・信憑性が欠けています。 積極的に、「バーゼル条約を遵守する」とか、『地球環境枠組条約や廃棄物の越境移動に関するバーゼル条約、生物多様性条約等、環境関連条約への加盟義務又は努力義務 を、そのための協力ともパッケージにして規定』してもらった方がハッキリ、スッキリします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 6.資料/環境 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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順不同、検索で引っかかったものを適当に。
環境省 貿易と環境 貿易自由化の環境影響評価に関する調査報告書(平成14年11月) 環境と経済連携協定に関する懇談会 平成16 年3 月 (社)日本経済団体連合会 貿易投資委員会 総合政策部会 貿易と環境ラベリングに関する基本的立場 2003年3月14日 経済協力開発機構(OECD) 環境と地域貿易協定 日本語要約 2007年6月 UNEP 国際環境条約の遵守・履行のためのマニュアルを公表 JICA 東南アジア地域援助研究会報告書 ─地域統合と開発援助─ 総論 2006年3月発行 東南アジア地域援助研究会報告書 ─地域統合と開発援助─ 各論 課題別分析資料 2006年3月発行 FoE Japan 環境と貿易プログラム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7.資料/中核的労働基準・公正労働基準 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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* OECD政策フォーカス 2000年12月 * ヒューライツ大阪 - アジア発展途上国での国際労働基準と日本 第47号(2003年1月発行) * 連合 中核的労働基準 「第103条 投資及び労働」の問題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8.本(すいません。買ってません。検索で引っかかったもの) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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転換期のWTO 非貿易的関心事項の分析 小寺彰/編著 東洋経済新報社 2003年3月 3,780円 アジアにおける公正労働基準 日本労働研究機構 2001年3月 840円 地球環境問題と企業 山口光恒/著 岩波書店 2000年11月 3,150円 アジアの労働と法 香川孝三/著 信山社出版 2000年1月 7,140円 自由貿易と環境保護 NAFTAは調整のモデルになるか 金堅敏/著 風行社 1999年8月 2,730円 国際貿易と労働基準・環境保護 桑原昌宏/編訳著 信山社 1997年10月 3,129円 貿易と国際労働基準 国際労働法フォーラム報告 花見忠/編 日本労働研究機構 1997年10月 2,100円 OECD:貿易と環境 貿易が環境に与える影響 OECD/編集 環境庁地球環境部/監訳 中央法規出版 1995年7月 3,150円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||